腰とドリルと私。

 “”“カリスマ”声優にして我らが姫君田村ゆかり

 ボージョレの事を、今日までボジョレだと思っていたらしい。

 ティーブン・セガールティーブン・セガルーみたいなものです。(正しい読みは『セガルー』らしい

 ども、ケッタマンでございます。










 またもや腰をヤッてしまいました。

 まだ23なのにこのおっさんぶり。

 痛みで失禁しそうです。

 今日は自宅で寝ています。

 最悪です。

 夏のゆかりん様ライブツアーでも

 隣の席で狂った様にロマンスを打ち続ける男に対抗して腰を壊しました。

 それが治ったばかりなのにこのていたらく。

 皆さんも腰は大切にしましょう。





 14日。

 その日の仕事はイベント会場の設営でした。

 ケッタマンが所属している営業所は基本的に施工がメインなので

 今回がそうであるように

 イベント系の現場は基本的に他の営業所の応援で行く事になります。

 おまけにケッタマンはこの仕事に就いて一年半くらい。

 まだまだ社内では中堅にもなっていません。

 その為、イベント設営の様な大規模な現場では

 『その他大勢』の内の一人になる事が多いのです。

 だから油断していたのですが。


社員Hさん
「じゃあケッタマン君はアンカーを打って行ってくれ」


ケッタマン
「分かり申した」


 祭会場などでよく見かける白いテント。

 そう、金属製のパイプの骨組みで出来た白いヤツです。

 とても軽いので、風で飛ばされないように

 アンカー(金属製の杭)やウェイト(砂袋や金属製の重り)で固定します。

 どうやら今回はアンカーを使用する様子。

 しかし地面はアスファルトでした。


ケッタマン
「あの、地面が固いんですけど」


社員Hさん
ドリルを使うんだよ」


 ドリル

 男たるもの一度は憧れる、一点突破が魅力のロマン溢れる回転兵器。

 ケッタマンもドリルはゆかりん様の次に大好きです

 しかし。


ケッタマン
「あの…」


社員Hさん
「何?」


ケッタマン
数が尋常じゃないんですけど


 眼前に広がる広大なテント風景。

 えっと、確かテントが50張以上だったから…、打たなくていい所とかも考慮して軽く見積もって…

 ポクポクチーン。

 約100本。


ケッタマン
「…一人でですか…?」


社員Hさん
「当たり前じゃん。終ったら大ハンマーでアンカー打っといてね


 だれかたすけてください。

 しかしッ!

 ここで逃げたとあっちゃあ、ゆかり王国騎士団(※最近はこの名称をあまり耳にしない)の名折れッ!

 肉体派ヲタの生き様見せてやるぜェェェェエェェ!!!


ケッタマン
「ウォォォォォォォォ!!!」


 ガガガガガガガガガガガ!!!


社員Hさん
「頑張ってね」





 こうして腰を壊しました。